5月下旬。いい感じに朝の気温が上がってきたので、いよいよ畑をおこすことにした。
ウチの畑は上図の「菜園」部分。
約50㎡(5m×10m)。このうち母屋側の3分の1部分で枝豆を作ることにした。畝の本数は3~4本になるだろうか。道路側3分の1にはチューリップやら何やらがあるし、中央部は去年作った場所なので今年はお休み(連作避けのため)。ということで場所を決定。場所が決まればあとは行動のみ。改めて鍬を手に畑に入った。
「・・・固ぇなぁ」
「鍬は腰!」。結構な力で打ち込んだのだけれど雪の重みで締まった土は思いのほか固い。そのうち運動不足の身体がぐらつき始めて打ち込みが浅く、かつフラフラと曲がっていった。耕運機の偉大さを感じたよ・・・。
何とか一度土を掘り返したら石灰と肥料を入れて混ぜる。パン生地にナッツとかを混ぜ込むようなイメージ?。まぁ、それよりはかなり雑だけれども。そうして小一時間、深さ10~20㎝、約5坪(5m×3m)ほどの面積がどうにか畑らしくなった。だけどすぐに種を蒔くことは出来ないんだ、これが。
入れた肥料は有機系。”土作り”には堆肥とかの有機系を使う。化学肥料系は”ブースト”で、成長過程で養分が必要なときとかのいわゆる追肥ね、それに使う。勿論、作物によって使い方は異なるが、「枝豆は追肥はいらんけど、はじめは堆肥とか入れといた方が良いかも。なんもせんでも育つけどね。」という隣のオバさんのアドバイスを頂いていたので実践することにした。
で、有機系は効果が出るまで時間がかかる。成分の分解とか浸透とかが必要なわけで、いわゆる”土になじませる”のに時間を要するのだ。先月畑をおこそうとしたときに近所のおじさんから「未だ早い」と言われたのは、気温が上がらないと肥料が馴染みにくいよという趣旨だったのです。
さらに、土壌の酸性度も考慮する。これも作物によるけど基本的に酸性やアルカリ性に偏った土は作物にはよろしくない。弱酸性、phでいえば5.5~6.5くらいの範囲が良いといわれている。雪が融けた頃に畑の酸性度を測った(土壌ph測定器というのを買ったさ)ら5.5~6くらいだった。枝豆は6以上が好みらしいので少し苦土石灰を入れて調整することにしたわけ。
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それらしくなった畑を眺めながら「何か覆いでもしたらいいかな?」と思ったけど、身体がギシギシしてるので、やめた。こりゃ筋肉痛確定だわ、明後日以降に・・・。
さて、そんなこんなで種まきは一~二週間後ということにした。天候を観ながらだけど。そこでふと思った。
毎年すべてを一気に直播きしているけど、時期を分けて播いたら収穫時期が適度にずれるんでないかい?そしたら採れたてを長い間楽しむことが出来るんでないかい?
例えば、種の一部を育苗ポットとかで苗にしておいて直播きの時に一緒に地植えしてやれば、これから一~二週間を無為に待つことにならないし、生育もそれなりにずれるだろうからいい感じでない?
うん、やってみよう。そういうことで手持ちの種のうち半分をポット用にした。
料理でもそうだが、知識や技術が乏しい者ほど独自のアレンジなどを加えたがる。悪いことではないけれど、王道とかセオリーといわれるものが何故そうであるのかを踏まえないから、大概は失敗する。
私、それ、やらかしました・・・。
つづく(でしょう、多分)
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