ここから、シリーズの構成を変えます。2021年と2022年の二シーズンの出来事を同時併記あるいは年ごとに書いていきます。新たな試みです!
・・・っていや、単に一年前の出来事を書いているうちにとうとう当年の作業が追いついてしまって収拾がつかなくなっただけですわ・・・
ということで【2021】は1~3の続きになります。【2022】はここから始まります。今後はこの二つが一つの記事に同時に載ったり、どちらか一方の記事だったりだったりします。
面倒でなければお付き合いくださいませ。
今回は「同時」です。
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【2021】
6月初旬、種を播いた。
ポットが無残な結果になったので種(豆)の残りは大体一袋。畝は二本もあればいいだろう。鍬とレーキを持って畑に入った。
畝立ては久しぶり。「こうだったかな?」と探りつつ試しつつ、溝掘りから始めて土を盛っていった。ウチの畑は結構水はけがいいので高さは10~15㎝もあればいいか。ということは自分の足の短さを考慮するとだいたい足首から脛辺りの高さでいいかな?・・・・・・ん?、自爆したか?。
二本の盛り土ができたら天辺をレーキで平らに均す。均し終えたら種播き。畝の幅中央に指で深さ2~3㎝(中指第一~二関節程)の穴を開ける。そこに種を2~3粒入れて、軽く土をかけて穴を埋める。20㎝くらい離して次の穴。これを一畝あたり大体15回。総計約30回。
畝を跨ぎ腰をかがめた姿勢でジリジリと後退しながら進めていく。畝立てをしてすぐのこの体勢はかなり腰と太ももにクる。最後の種を埋めたとき、腰はギシギシとし大腿部はプルプル。運動不足は明白だがそれにしてもキツい。来年はチョット考えよう。
さて、種を播き終えたらあとは水を多めに撒いて、鳥害対策と保温のため不織布を”ベタ掛け”すれば完了。
ところが、屋外の蛇口にホースを繋いで止水栓を開けようとしたけどコックが動かない。「?」。冬場になんかのせいで渋くなったかと思い、力を入れて再度動かそうとしたら「バキッ!」という音ともにコックが折れた。
壊れたモノはしゃぁない。屋外がダメになったので台所でバケツに水を汲んでじょうろに移して菜園に撒く。これで行こう。バケツ一杯で大体6~8リットルくらい。これを一度に二つ。それで、結果、5往復・・・。
水撒きを終えて玄関口でしばらく「燃え尽きたよ・・・。」
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最後に残りの体力を絞りきって不織布をベタ掛け。見栄えなど気にしている余裕もなく「風で飛ばなきゃそれでいい。」とかなり雑になったが、終了。
一通り作業を終えて記録のために写真を撮ったらドッと力が抜けた。道具は土落としもせずに物置に投げ入れ、服を洗濯機に放り込んで風呂場に飛び込みシャワーを浴びた。
風呂上がり、ソファーにもたれ”ゼロカロリー・コーラ”で一息つきながら思った。「上手く芽が出ればいいな。」
ふと自分に驚いた。「このキツさ、なんとかならんか」でも「もうやらねぇ」でもなく「上手くいけばいいな」と思った自分に。菜園の動機は「好きなだけ枝豆が食いてぇ。」という目的だが、身体を酷使してまで自分で達成したいというものでもない。食いたいだけなら店で買ってくればいい。そのくらいの金はある。
先のポット失敗のときだって「枝豆を食う」ことだけが目的なら原因の検討などせずに「じゃぁ残りはいままでどおり」で終わる話だ。
どうやら自分の中で目的が変わりつつあるようだぞ・・・
そう思いながら観るでもないテレビを眺めているうちに、いつの間にか寝ていた・・・。
~~~~~(時は流れ)~~~~~
【2022】
気温が上がらない。だから種が播けない。
菜園はいつでも畝を立てることができる状態にしてある。だが朝の気温が上がらず、5月の末で”霜注意報”なんかが出てる。「もうちょっと。」などとタイミングを計っているうちに耕した所に雑草が生えてきた。
さすがに「完全な条件など待ってたら草取りだけで一月過ぎる。」と危機感を覚えたので、予報を吟味して「今日だ!」と思った6月のある日、鍬と種を持った(あとでわかったのだが、偶然にも前年種を播いた日と同じ日)。
屋外の蛇口は他の止水栓の故障もあったのでそれらと併せて昨年の秋に直した。かなり痛い出費ではあったけれど。
畝は三本立てた。ここに買ってきた種二袋分を作付けしようと考えた。要領は去年思い出しているからそれほど”探り探り”せず作業は進んだ。運動不足ですぐフラフラになったことは相変わらずだったけれど。
指で畝に穴を作って種を入れ、埋める。去年「チョット考えよう」と思っていたことは今年もそのままに、とどのつまり対策を忘れていたので、腰と太腿は今年も”ギシギシ、プルプル”。
で、二本目の畝を終えたところで気づいた。「畝が足んねぇ・・・」。予想以上に種の数が多くて、この時点で一畝程の分の他に一袋まるまる残っている。なので、予定変更。とりあえず開けた一袋分を植えて残りの袋は後日、畝を増やして植えよう。去年失敗に終わった”時間差収穫”も期待できるし。
なんとか三本分植え終えて水まきとベタ掛け。今年の水まきは順調そのもの。蛇口復活でホースが使えたものだから調子に乗ってやり過ぎた感が。ベタ掛けも、上手くはないけど去年より余裕を持って丁寧にできた、と思っている。
「さて、どうしよう?」
残った種の袋とチューリップが終わり雑草が蔓延る余白の菜園スペースとを交互に見ながら思案した。追加で植える場所はやっぱここだよなぁ。というかここしかないよなぁ。
畝数はやはり二~三本は要るだろう。ということはこのチューリップの掘り起こしと雑草取りからやんなきゃ。でも今すぐは無理。時間差収穫を目論むなら一~二週間くらいかけて畝作りすればいいか。そうすれば今植えたところは発芽してるだろうから、ベタ掛けの不織布の使い回しもできるし。それでいくか・・・。
「男子、三日会わざれば刮目して見よ」
成長したねぇ、自分。この歳で。
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