先達て、転居した。
先の場所には10年近く住んだので、その間にいろんな契約をしてきた。公共料金関係はもとより、銀行口座、各種保険、ケーブルテレビ、通販の会員等々…。これらの解約や住所変更などの手続をすべて自分でやった。代わりにやる人がいないので・・・。
世の中は便利になった、とつくづく思った。
転出・転入の届と免許証の住所変更は役所や警察署に足を運んだけれど、そのほか30強ほどあった変更リストの8割がWebやフリーダイヤルで即、完了。それ以外も郵送でほぼ済んだ。「これを機に」と契約内容の見直しをした案件も事前にメールのやりとりをしていたせいか思うほど手間も時間もかからなかった。
これで私は完全に調子に乗った・・・。
「車検証の住所変更も自分でやったろう!」と考えた。所管の陸運局が変わったからナンバープレートの取替も必要だ。普通に仕事を持っている人なら時間をかけてられないから車屋にでも代行してもらう類いのことだが、幸か不幸か私にはその時間がある。カネはないが。今までにやったことはない。完全に好奇心が勝った。代行費用をケチったわけでは決して・・・少しは、ある。
Webで手続の内容とか必要書類を調べた。取りあえず「車庫証明」が必要だ。申請先は警察署長なので免許証の住所変更のついでに申請書を出した。証紙代2,500円…高すぎねぇか?。翌日、現況調査の人(安協?)が実際にウチの車庫を見にきて「随分、経ってますねぇ」とか言って帰った。ほっとけ!。で、二日後に発行されるということで所用のついでに受け取ってきた。さらに550円かかった・・・まぁ、理解はするが納得はできん。
余談だが、申請の時、被疑者の移動が署内であって、申請窓口の前を通るらしくて廊下にいた警官に「こちらには背を向けてください。」と要請された。なかなか興味深い経験だった。
これで車検証変更の準備はできた、と思ったら、記載されている住所が購入したときのままであることに気づいた。それから二度転居している。調べると「現住所までの繋がりが確認できる書類」が必要とのこと。なにそれ?と思ったが「戸籍附票」がそれに当たるとのことなので役所に行って取ってきた。この歳になって初めて見るモノだった。
これでいいな、と安堵してたら、ふと「ナンバー、今までのと変わるよな」と思った。覚え直すのも億劫だし、番号に愛着もあるからできれば今と同じにしたいなと思ったので、何か方法はないか調べたら「希望ナンバー申請」というのがあった。ナンバー代は高くなるが今までと変わらないのは魅力だ。早速、申請サイトに行ってみたがこれがややこしくて情報量が多くて、つまりは見づらい!。止めようか、と思ったけど気を取り直してなんとか理解して、やっとこ申請完了。受け取りは一週間後・・・まぁ、受注生産だろうから・・・。
こうした紆余曲折の末、やっと陸運局に「住所変更とナンバープレート取替」の申請をすることになった。申請書一式が自販機で売ってる(印紙貼付済み)ことに感動したり、ナンバーのネジが錆付いててネジ山ナメて半泣きになったり(取外しと取付は自分でやる)、ここでもいろいろあったけれど無事終了。晴れて新品のプレートで帰宅できた(前側が少しガタついてるのが気にはなるけど)。
車の引越手続、楽しかった。久しぶりに。やっぱり根っからの事務屋だった私。
あと・・・
国交省さん、自動車保有関係OSS(ワンストップサービス)、個人では使い物になりませんわ。あたしゃ途中で投げ出しましたよ。見直しを切に希望する次第。
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